救急搬送のため函館空港に向かっていた陸上自衛隊機が墜落、乗員4人全員死亡・北斗市山中・5/15正午

最悪の結果になってしまった陸自機の墜落事故。亡くなられた乗員の皆様のご冥福をお祈り致します。

北海道からの災害派遣要請で函館から札幌医大への急患搬送のため函館空港に向かっていた陸上自衛隊機(LR2連絡偵察機)が5/15昼ごろの函館空港到着予定2分前に北斗市山中に墜落。悪天候で空からの捜索が難航しつつ、当日から翌日にかけて900人24時間体制、翌朝から1700人体制の大規模な捜索で翌16日11時過ぎから14時頃にかけて大破した機体と乗員4人を発見、夕方の防衛省幕僚長の記者会見で4人の死亡を確認と発表。

事故の経過を整理した時系列はこちら消息を絶った当時の状況はこちらにまとめています
なおBuzzfeedの取材によると空路搬送予定だった患者は救急車にて陸路で札幌医大に当日18:20頃到着。

墜落事故原因の調査結果が公表に 2017/09/13

操縦士が気付かないうちに自動操縦が誤って解除されており、視界不良の中で急降下に気付かなかったことが事故の原因だったようです。

その後の関連報道

事故機の残骸から捜索中だったボイスレコーダーを発見 5/22

事故発生後からの報道と関連ブックマーク(抜粋)

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陸上自衛隊機の北斗市山中墜落事故についての時系列

2017/5/15

  • 10:48北海道知事より緊急患者空輸に係る災害派遣の要請
  • 11:23丘珠空港離陸
  • 11:47連絡が途絶える。11:48頃に函館空港北西約18NM(約33km)、高度3500フィート地点で機影消える。(参考参考)厚沢部町内の消防署から職員2名が確認のため鶉ダムへ(参考
  • 13:05以降:千歳より空自救難隊機、大湊より海自航空隊などが捜索のため次々現地へ(参考)防衛省によるとその後の捜索航空機は合計6機(参考PDF
  • 14:20頃:陸上自衛隊からの要請により厚沢部町の消防署が捜索協力(参考
  • 14:40:函館より陸自捜索隊約20名が出発(参考
  • 15:36:八雲より空自捜索隊約20名が出発(参考
  • 18:00前:道警・消防などによる陸上の捜索はいったん打ち切り。翌朝6時から再開予定(参考
  • 20:30報道:関係機関のほか、地上部隊900人・24時間体制で捜索(参考

2017/5/16

  • 6:00より:警察・消防を加え1700人体制で捜索開始(参考
  • 10:40頃:航空機の残骸の一部を北斗市山林で発見(参考
  • 11:06頃:航空自衛隊ヘリが袴腰山の東側で機体のようなものを発見(参考
  • 12:40頃:残骸付近で乗員とみられる2人発見、心配停止(参考
  • 13:15頃:1人を発見(参考
  • 13:50頃:残る1人発見(参考
  • 夕方:防衛省の記者会見で乗員4人の死亡を確認と発表(参考

2017/5/22

  • 事故原因解明のため捜索していたボイスレコーダーを墜落現場の残骸から発見(参考

関連地域の位置関係マップ

報道によって機体発見場所が異なるので推測位置になります

防衛省の16:00現在の情報によると消息を絶ったのは北海道函館市函館空港の西約18NM。
15日18時現在は厚沢部町から北斗市の山中にかけて捜索している模様。
翌朝の一部報道で「北斗市戸田の沢」「北斗市の袴腰山周辺」の地名が出ている。

消息を絶った当時の状況

各報道による当時の状況をまとめます

  • 丘珠空港から函館空港へ向かっていた陸上自衛隊機が、函館空港到着予定時刻3分前の11:47を最後に連絡を絶ち、11:48にレーダーから機影が消える
  • レーダーから機影が消えた地点は函館空港北西約18NM(約33km)、高度3500フィート地点(参考
  • 当時の函館付近は上空200m付近まで雲が垂れこめていて視界は約7kmと見通しが悪い状態。函館地方気象台によると、当時は大気の状態が不安定で厚沢部町に雷と濃霧注意報、函館市と北斗市には強風注意報も発令
  • 墜落現場の山は標高300m程度、当時レーダーが捉えていた陸上自衛隊機の高度は約900m(参考
  • 墜落場所が函館空港とほぼ逆向きの尾根だったと判明(参考
  • 陸自によると、この日電気系統の不具合のためフライトレコーダー(飛行記録装置)が機体から外されていた(参考