江差追分渡島協議会設立…江差追分の普及などが目的

update 2004/12/17 10:04

 江差追分会函館地区運営協議会の全14支部がスクラムを組み、独自の組織「江差追分会渡島協議会」を設立した。江差追分会本部の下部組織の同運営協議会とは別に、新組織は支部間の交流や江差追分の普及を進めていくのが目的で、独自に大会や研修などを企画していく。こうした本部管轄以外の新組織は、江差町の江差協議会に次いで2例目。初代会長には、一戸脩さん(70)=同会函館中道支部長=が就任、来年3月27日には函館市公民館で同協議会主催の大会を開催することも決定した。

 江差追分を愛好する支部同士が一堂に交流する機会はほとんどなく、江差町で開かれる年に1度の全国大会が唯一集う場だった。また、渡島管内では互いの技術を競う大会はなく、各支部が独自で発表会を開いたり、施設を訪問するなどしながらけいこの成果を発表しているのが現状。各支部の会員から独自の大会開催を望む声が上がっていた。

 具体的な動きは今年9月に入ってから。函館地区運営協議会の事務局が音頭をとり、大会の開催を検討。10支部の代表が集まり、独自の大会を開催することで申し合わせた。それを受けて、運営主体とする渡島協議会の発足に向け、一戸会長以下数人の役員で準備を進めてきた。

 11月には1回目の理事会を開き、一戸会長以下副会長や事務局長、理事、監事の役員を正式に決定。14日の設立総会を迎えた。

 総会には、各支部から30人が出席。3月27日に開催する大会の収支予算案や協議会の会則・規約案など4議案が承認された。

 一戸会長は「皆さんのご指導を仰ぎながら協議会の発展に尽くしたい」と抱負を述べ、追分の普及に意欲を見せている。

 会長以外の役員は次の通り(敬称略)。

 ▽副会長=石田盛一もりいち会)佐藤隆広(函館西)▽事務局長(会計兼務)=内村徳蔵(函館声徳会)▽監事(理事兼務)=山田福治(福美会)野村勝繁(千曲会)▽理事=佐々木基晴(函館)松谷忠(函館中央)藤山信一(函館西)福田継男(八雲)泉勝義(函館中道)福田春作(函館もりいち会)山内藤一(函館北)本田克三(函館澄声会)干山良子(函館潔声会)松倉武次(松声会)森川光夫函館声徳会)吉崎滋(謡華会)

提供 - 函館新聞社



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