閉塞感を吹き飛ばせ おいしいフェスタにぎわう

update 2018/10/7 07:33


 胆振東部地震で沈むまちに元気を取り戻そうと、函館市は6日、はこだてグリーンプラザと太陽パーキングで「はこだておいしいフェスタ」を開いた。地震の影響で「はこだてグルメサーカス2018」など市内イベントの中止が相次いだことを受け、市が代替イベントとして初めて企画。5回目の「函館いか祭り」(実行委主催)も同時開催し、多くの人たちが道南の味覚を楽しんだ。

 台風25号から変わった温帯低気圧が接近するため、当初予定していた2日間の日程を変更し、両イベントとも7日は中止する。

 物販・マルシェゾーンには、地震で被災した胆振・日高管内の応援コーナーを設け、厚真町のハスカップゼリーや平取町の和牛カレー、むかわ町のチーズなど6市町の15品目を販売。両管内18市町の観光パンフレットも並んだ。

 苫小牧市政策推進課の上林孝治さん(35)と吉田帆南美さん(27)も駆け付け、吉田さんは「地震被害のマイナスイメージが大きいため、客足は遠のいたまま。着実に復旧復興に向かっているので、ぜひ遊びに来てほしい。特産品の購入も被災地の支援になる」と呼び掛けた。募金箱も設置し、多くの義援金が寄せられた。

 飲食・イベントゾーンには、函館を中心に北斗や七飯、木古内、松前のグルメ25店舗が出店。家族3人で訪れた函館市青柳町の主婦福原歩美さん(28)は「函館はイベントが少ないので、子どもと一緒に外に出掛けられるいい機会だと思って来た。いろいろな食べ物が1カ所で味わえるのがいいですね」と笑顔を見せていた。

 また、いか祭りは朝捕れたてのスルメイカ100箱(1箱8匹入り)が販売開始10分で完売するなど、市内外からの来場客でにぎわった。

提供 - 函館新聞社

その他の新着ニュース

前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです