「飛鳥II」入港 乗客が市内観光 沈滞ムード吹き飛ばす

update 2018/9/13 07:33


 郵船クルーズの豪華客船「飛鳥II」(5万142トン)が12日、函館港に入港した。胆振東部地震の影響で観光業に沈滞ムードが漂う中、約900人の乗客が降り立ち、市内ににぎわいをもたらした。

 「函館秋紀行クルーズ」と題した仙台発着の2泊3日のツアー客が乗船。港町埠頭(ふとう)の岸壁であった歓迎セレモニーで、函館港湾振興会の兵頭法史会長は「東日本大震災の時も飛鳥IIが寄港し、函館を盛り上げてくれた。市内の観光スポットはほぼ平常どおりの営業で、いつもと変わらない函館を楽しんでほしい」とあいさつした。

 乗客は、市民団体「カムカムの会」が横断幕を掲げて迎える中、タクシーやバスで続々と市内観光に繰り出した。夫と乗船した栃木県那須塩原市の主婦、渋谷節子さん(65)は「テレビで地震被害の映像を見てキャンセルも考えたが、函館は大丈夫だと知って安心した。教会群を訪れるのが楽しみ」と笑顔で話した。

 9月は台風21号の接近と地震に伴う停電の影響で延べ2隻の寄港がキャンセルしたが、同船を含めて5隻の入港予定があり、海の玄関口のにぎわいが期待される。

提供 - 函館新聞社

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