五稜郭祭最終日 維新行列で迫力の戦闘再現

update 2018/5/21 07:15


 戊辰戦争の戦没者をしのび、五稜郭の歴史を伝えるイベント「第49回箱館五稜郭祭」(協賛会主催)は最終日の20日、函館市本町の行啓通りなどで恒例の維新行列・音楽パレードが行われた。当時の衣装に身を包んだ大行列や迫真の戦闘シーンを見ようと沿道には多くの市民らが集まり、幕末の歴史に思いをはせた。

 中島廉売から五稜郭公園へと向かう維新行列では、市内の子どもたちによるバトンや学生らが演奏する吹奏楽などで華やかに幕開け。旧幕府軍、新政府軍に扮した市民らが後に続いて練り歩いた。19日の土方歳三コンテスト全国大会で優勝した同市の保育士、金谷藍子さん(29)と準優勝の佐々木育恵さん(27)=東京都=も登場し、沿道に笑顔で手を振っていた。

 パレードも佳境になると、戦いの始まりを告げる大砲が鳴り響き、両軍が入り乱れて激しい戦闘シーンを再現。壮絶な殺陣が繰り広げられると観客は息をのんで見守り、最後は拍手が鳴りやまなかった。五稜郭に到着すると開城セレモニーも実施され、2日間にわたるイベントを締めくくった。

 家族で維新行列を見た札幌市の会社員、佐藤由希さん(28)は「ふらっと立ち寄っただけだったが思わず見入ってしまった。機会があればまた来てみたい」と話していた。

提供 - 函館新聞社

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