「女だけの相撲大会」まこデラックス山が大会制す

update 2018/5/14 07:31


 【福島】第27回「北海道 女だけの相撲大会」(町観光協会主催、函館新聞社など後援)が13日、町総合体育館で開かれ、全道各地、遠くは長崎県から訪れた女性60人が迫力あふれる熱戦を展開した。優勝は昨年に続き、東京都在住の看護助手、西山まこさん(22、しこ名「まこデラックス山」)=知内町出身=が輝いた。

 大会は町を代表するスポーツイベントで、毎年「母の日」に開かれる。福島大神宮に古くから伝わる「女だけの祭礼行例」の奉祝協賛行事として始まり、千代の山、千代の富士ゆかりの「横綱の里」を全国にアピールする。

 今回は2000人の観客が来場。昨年「福島町するめ大使」に任命されたタレント小橋亜樹さんも初参加し、呼び出しや司会で会場を盛り上げた。

 取り組みはトーナメント形式で行われ、決勝戦は西山さんが函館市の学生、千坂唯さん(23、しこ名「ぼっちゃり山」)をすくい投げで下し、勝負を制した。

 優勝した西山さんは「プレッシャーは強かったけれど、家族や地元の知内の人たちの応援のおかげで勝つことができ、とてもうれしい」と喜びを語っていた。

 準優勝の千坂さんは出場4回目だが、決勝戦まで進んだのは今回が初めてだったといい「正面からぶつかる取り組みで勝ち進んできたが『まこデラックス山』さんはやはりパワーが違った」と優勝者の強さに舌を巻いていた。3位になった函館市の石田雅子さん(38、しこ名「雅山」)は「4回目の出場でようやくここまで来た。家族の応援のおかげです」と感無量の様子だった。

 長崎県から参加した会社員、大石悠花さん(27)は「昨年動画サイトで大会を知り、出場を楽しみにしていた」といい、「上位入賞はならなかったが楽しかった。来年もまた出場したい」と話していた。

提供 - 函館新聞社

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