東京の函館市アンテナショップ、17年度の売り上げ過去最高

update 2018/4/15 08:00


 函館市がコンビニエンスストアのローソン京橋駅前店(東京都中央区)内に開設している市のアンテナショップの2017年度の売り上げ実績が、過去最高の1281万588円になった。大ヒット商品を生み出し客が定着した後も、商品を頻繁に入れ替えるなど、客を引き付ける仕掛けが奏功。市は今秋にも都内に2号店を出すため、ローソンを通じて場所の選定を進めている。

 JR東京駅八重洲南口から徒歩8分、東京メトロ京橋駅の出入口に隣接した好立地にあり、愛称は「函館もってきました。」。常時150アイテムを扱っており、函館産ガゴメコンブ製品や塩ラーメン、スイーツなど地場産品の販売や観光情報を発信している。

 17年度の売り上げは、過去最高だった16年度(1007万637円)を27%上回った。月別にみると、昨年12月が127万19円、今年2月が118万4261円、3月が113万7965円の順。

 11年12月のオープン後、売り上げが最低だった13年度(500万5412円)の2・6倍に。販売点数は前年度比24%増の4万5177点で、ともに過去最高を記録した。

 16年夏に「獺祭(だっさい)酒粕(さけかす)あいす」(冨士冷菓)ブームが到来し、客の心をがっちりつかんだ。市経済部は商品の入れ替えをはじめ、集客のための看板やプライスカードのデザイン変更、陳列(店頭展示)に工夫を凝らすなど、客を飽きさせない地道な努力を続けてきた。成果が実って、ファンに愛される店づくりに成功。今年3月の売れ筋(販売額)の1位は獺祭酒粕あいす、2位は箱館二十間坂ばうむ(北島製パン)、3位はパリポリ焼き昆布(三海幸)。

 客層はオフィス街のためビジネスマンが最も多く、周辺ホテルの宿泊客や外国人観光客も訪れるという。

 2号店はターミナル駅周辺を選定中で、1号店(約18平方メートル)と同じ規模になる見通し。同部食産業振興課は「アンテナショップで函館をPRできる手応えをつかんだ。店舗数を増やし、発信力を強化したい」としている。

提供 - 函館新聞社

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