大三坂ビルヂング、26日に一般公開

update 2017/11/21 08:30


 合同会社箱バル不動産(蒲生寛之代表)は26日正午から、1921(大正10)年建築の伝統的建造物を改修した商業施設「大三坂ビルヂング」(函館市末広町)を一般公開する。飲食店や小規模宿泊施設が入居。モダンな面影をそのまま残しながら、大規模改修によって生まれ変わった建物を見学できる。

 1階には、小野寺拓哉さん(29)と知子さん(30)夫妻が経営するアメリカ料理中心のカジュアルな飲食店「She told me(シー・トールド・ミー)」が入居し、15日に先行開業した。北斗市出身の拓哉さんは東京の飲食店で働きながら、帰省時には地元での飲食店開業に向けて物件探しを続けた。昨年10月に大三坂ビルヂングのプロジェクトに出合い、拓哉さんは「西部地区という立地と魅力的な建物だと思った」と話す。

 土蔵には、道南を拠点とするキャンドル作家和泉詩織さん(30)が「710candle」を開業。地元由来の素材で作るキャンドルの販売や制作体験などを実施予定。直射日光が当たらない土蔵の空間もキャンドルの保存や演出に最適といい、和泉さんは「人の心に明かりをともしたい。リラックスできたりほっとする場所になれば」と話す。

 2階には金谷貴明さん(50)がシェアオフィス「函館大三坂オフィス」を開業予定で、「函館で仕事を始めたい人や、東京に行こうとする人の不安解消になるようなアドバイスをしていきたい」と話す。

 ビルには、箱バル運営の宿泊施設「SMALL TOWN HOSTEL HAKODATE(スモール・タウン・ホステル・ハコダテ)」を併設。相部屋タイプなど全4室、最大13名の規模で、貸し切りプランも用意した。蒲生代表(34)は「西部地区には小規模でもこだわりの店が多い。暮らしを見つける宿として、この場所から楽しんでもらえたら」と話している。

 オープンハウスは正午から午後3時まで。

提供 - 函館新聞社

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