「PとJK」ロケ地の旧岡本邸にカフェ 23日開店

update 2017/4/13 08:27


 パターテ・ジャパン(函館市港町2、浦澤幸志社長)は築90年の洋風建築物「旧岡本邸」(元町32)にカフェ「函館パターテ」を23日にオープンする。道産ジャガイモのキタアカリのショートパスタを揚げた「フリッティ・ニョッキ」や、海鮮を使った「クリームクロケット(コロッケ)」を販売。札幌の人気店のジェラートや焼き菓子も提供する。

 同社は食品メーカー新進(東京)の100%子会社。新進関連会社の北海道新進アグリフーズ(港町2)では、2010年からキタアカリのニョッキを生産。14年には埼玉県川越市に蔵づくりの伝統的建築物を活用したカフェ「川越パターテ」を開店。同市特産サツマイモのジェラートなどが人気という。

 函館でも駅前やベイエリア地区などで店舗開設を模索。旧岡本邸は「函館製鋼船具(ウロコ)」創業家の邸宅として1927(昭和2)年ごろに建てられ、切り妻屋根や縦長の窓などが特徴的な3階建ての洋館で、日和坂と八幡坂の間に位置するロケーションの良さから出店を決めた。現在公開中の映画「PとJK」(廣木隆一監督)で主演の亀梨和也さんと土屋太鳳さんが暮らす家としても使用された。

 オリーブオイルで揚げたニョッキは、はこだてクリスマスファンタジー会場や昨年の市の新幹線開業関連イベントなどで人気となった商品。海鮮のクロケットのほか、「レ・ディ・ローマ」のジェラートをはじめとする札幌の人気スイーツなども扱う。店内での飲食のほか、散策しながら味わえるように持ち帰りにも対応する。

 同社の広報担当者は「オープンに向け、順調に準備が進んでいる。揚げたてのニョッキを雰囲気のある洋館の空気感とともに味わってほしい」としている。

提供 - 函館新聞社

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