奥尻高校に島外からの留学生5人

update 2017/4/11 07:50


 【奥尻】全国から初めて生徒を募集した町立奥尻高校(俵谷俊彦校長、生徒41人)で10日、入学式が行われ、島外からの5人(男子4人、女子1人)を含む15人の門出を大勢で祝った。

 近年の定員割れや過疎化対策など、将来の奥尻の在り方を見据えた人材育成として、本年度から生徒を全国募集。十勝管内音更町とオホーツク管内置戸町から各1人、札幌市の3人が奥尻町民となった。

 式辞で俵谷校長は1993年の南西沖地震に触れ「新生奥尻高校は島のみならず、全国の希望の象徴。ここでめぐり合った子どもたちに日本一の教育を提供できるよう全力を尽くす。この学び島で、とことん学んでほしい」と激励した。

 新入生代表で奥尻青苗中出身の木元さくらさんが「高校生としての自覚を持ち、仲間を大切に勉強や部活動を精いっぱい頑張り、3年間を充実したものにしたい」と宣誓した。

 留学生唯一の女子で、札幌出身の高慶あやなさんは「友達をつくってみんなで楽しい高校生活を送りたい」。奥尻出身の満島塁君と山崎実桜さんも「島外からの同級生は心配ごともあると思うが、その不安を少しでも取り除けるように助けることができれば」と声を弾ませていた。

提供 - 函館新聞社

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