「おっぱい」に願い込め 知内で「十七夜講」

update 2017/1/18 18:00


 【知内】町元町の雷公神社(大野格宮司)で17日、「おっぱい祭り」の名で知られる神事「十七夜講」が行われた。町内外から訪れた女性30人が家内安全や厄除け、健康などを祈願した。

 「十七夜講」は米粉を湯で練って乳房型にかたどった「おしとぎ」を2つ神前に供え、宮司以外は女性だけで行われる奇祭。授乳や安産にご利益があるといわれる知内公園の「姥杉(うばすぎ)」ゆかりの祭り。現在は昼間に行われるが、かつては女性たちが家事や子育てから解放されて楽しく過ごす一夜とされ、姥杉を参拝したあと、社殿に集まって歌や踊りを楽しむ習わしがあった。

 この日は午前9時ころから、近隣の女性8人が集まっておしとぎを作り、神前に供えた。午後2時からは社殿に参拝者が集まり、神事が行われた。大野宮司がおしとぎの供えられた祭壇を前に、参拝者や寄付を寄せた人たちの名を盛り込んだ祝詞を上げ、女性たちが玉串を捧げた。

 最後に氏子の女性たちがおしとぎにお神酒をかけて細かくちぎり、別に用意した小さなおしとぎの上に乳首を模して載せ、参拝者に配った。

提供 - 函館新聞社

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