受験者増へ取り組み強化 はこだて検定合格者の会

update 2017/1/15 16:31


 函館歴史文化観光検定(はこだて検定)の上級合格者有志でつくる「はこだて検定合格者の会」は、同検定の受験者増加に向けた取り組みを強化する。会の組織基盤を整備し、役員制度を新設。市民向けの講座や需要に応じて、企業を対象とした出前講座を新たに行い、受験者の掘り起こしに努める考えだ。

 同会は、「箱館歴史散歩の会」を主宰する中尾仁彦さん(74)が呼びかけ、2014年に発足。これまでの3年間は役職者を置かずに活動してきたが、「土台作りが完了した」(中尾さん)として、会の発展と同検定のさらなる認知度向上を図るため、組織を見直し、新事業に乗り出すことにした。

 14日に市地域交流まちづくりセンターで行われた第1回総会には、会員10人が参加。会長に山本和雄さん(66)を選任し、17年度の活動計画などを決めた。

 新たな事業は、全7回の市民講座の開講をはじめ、試験後の「答え合わせ集会」の開催や市内の高齢者大学への講師派遣など。企業向けの出張講座も検討し、内容は要望に応じて実施することとした。これまでのまち歩きや講演会、受験相談会なども引き続き行う。

 昨年(第11回)の初級と上級を合わせた受験者は366人で、同会発足前の第8回と比べて1・64倍に増加。同会の活動などが実を結び、凋落傾向にあった受験者数に歯止めがかかった形となった。山本会長は「講座は受験者の学習支援が目的。郷土について知る喜びを共有し、受験者を増やすために次のステップを目指したい」と話している。

提供 - 函館新聞社

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