調理師へ第一歩 大妻高食物健康科が戴帽式

update 2016/6/22 09:41


 函館大妻高校(池田延己校長)で21日、食物健康科の1年生に初めてコック帽を与える「戴帽式」が行われた。白衣に身を包んだ33人が、調理師免許取得に向けた一歩を踏み出した。

 1年生は入学以来、包丁のとぎ方や米の炊き方など基礎的な実習に励んできたが、戴帽式を境に専門分野の調理実習に移行する。式では名前を呼ばれて登壇し、緊張の面持ちで学科長の北出雅人教諭に真新しいコック帽をかぶせてもらった。

 池田校長が講師陣を紹介し「取得した知識をどう使うかが最も大切。調理師になるという自覚を持ち、責任ある行動につなげて」、北出教諭は「食べてもらう相手にどうすれば喜んでもらえるかを考えるとともに、普段から主体性を持った行動を心掛け、自信とプライドを身に付けてほしい」と、それぞれエールを送った。

 春日綾美(あみ)さんが新入生を代表し「9期生として、学科の一員になれてうれしい。伝統を受け継いで頑張りたい」と決意を述べた。

提供 - 函館新聞社

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