一番列車の運転士と車掌が意気込み

update 2016/3/2 10:19


 JR北海道は1日、26日に開業する北海道新幹線の車両の検査や修繕を担う函館新幹線総合車両所(七飯町飯田町、井原禎之所長)を報道陣に公開した。新函館北斗発の一番列車に乗務する運転士の澤川一之さん(36)と車掌の里見拓真さん(33)が取材に応じ、開業に合わせて投入される北海道新幹線H5系車両の前で意気込みを語った。

 2人が乗務するのは26日午前6時35分新函館北斗発「はやぶさ10号」。北海道で初めて新幹線が営業運行する歴史的な列車だ。澤川さんは「前日から並んで切符を購入されるお客さまを報道で見て、さらに緊張感が高まった」とした上で「今までの訓練通りに平常心を保ち、定時運転と安全運行に努めたい」と力を込めた。

 函館出身の里見さんは「入社試験の『10年後の私』という作文で『新幹線の一番列車の車掌になる』と書いた夢が今かなおうとしている」と感慨深げに語った。当日のアナウンスについては「車掌全員で今考えている。北海道らしいおもてなしをしたい」と笑顔を見せた。

 函館新幹線運輸所の伊藤章伸所長(45)は一番列車を担当する乗務員に2人を選んだ理由として「全員が開業に向けて一生懸命に取り組んでいるので非常に悩んだが、2人は長い期間準備作業に当たっており、職場の中でも中心となって活躍しているため」と説明した。

 公開された同車両所は約36万平方メートルの用地に建設を進めており、新幹線車両の日常的な検査から大規模な修繕まで対応できる北海道唯一の施設。現在は10両編成のH5系車両4本を収容している。

提供 - 函館新聞社


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