10両編成 お目見え【道新幹線】

update 2014/11/2 10:35


 【七飯】函館総合車両基地(飯田町)で1日、北海道新幹線H5系の車両10両が連結された姿で初めて報道関係者にお披露目された。検査用車庫から姿を現した長さ約250b、幅約3・3bの10両1編成の車両は、車両移動機にけん引され、引き込み線を300bほど時速10`以下のスピードでゆっくりと往復。今月中旬には自走試験を開始し、12月1日から始まる本線の試験走行に向けた準備が本格化する。

 10月13日から22日にかけて函館港に陸揚げされた2編成分20両の新幹線車両は、車体運搬専用のトレーラーで同基地に運ばれ、まず車体と台車の接続が行われた。

 組み立てが終わった車両は、1両ずつ検査用車庫に移動され、営業時と同様の10両1編成に仕上げる連結作業を実施。車内には電気配線などが整備された。

 組み立て作業の最終工程として、車両に通電し、走行に関する装置や各種電気機器の検査をする編成試験が行われ、10月31日までに2編成分の作業が完了した。

 今後は車両基地内で自走試験を繰り返し、ブレーキやモーターなど約30種類の機能を確認する試験を行う。

 JR北海道広報部の船林恭専任課長は「開業に向けて順調に工程は進んでいる。タイトなスケジュールだが、安全な走行を果たすために各種検査を一つずつしっかりと行い、12月1日から始まる列車の試験走行に備えたい」と展望を語った。

提供 - 函館新聞社


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