市電サービス 学生が探る/4大学25人が函館で合宿
update 2014/8/13 11:10
文部科学省の高度な情報技術人材育成のための教育プログラムで、公立はこだて未来大、会津大、同志社大、室蘭工業大の大学院生による短期集中合宿が、14日まで函館市内で行われている。テーマは「新しい市電のサービスデザイン」で、利用者の視点に立った市電サービスの提案を目指す。
enPiTサマースクール(ビジネスサービスデザイン実践)の講義で、4校から情報系の学生計25人が参加。昨年は未来大と会津大の2校だったが、好評のため参加校が拡大した。
合宿2日目の12日には、弁天町で銭湯として営業していた旧大黒湯に学生が集まり、浴槽などで市電やまちのどの点に着目するか作戦を練った。その後フィールドワークに出て、市民や観光客へのインタビュー、観察を通じて問題発見と分析を行った。最終日の14日には、同所で市電サービスをジオラマや物語を用いて提案する。
未来大からは岡本誠教授、大場みち子教授、安井重哉准教授、木塚あゆみ特任助教が参加。未来大大学院システム情報科学研究科博士前期課程1年の加藤武文さん(23)は「市電の問題点を解決するよりは、利用者が魅力を感じられるようなものをつくりたい」と話した。
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