田家に公衆浴場新設へ
update 2014/8/13 11:10
函館市内で銭湯を経営していた木村商事(木村正裕代表)は、田家町5に公衆浴場「田家の湯」を新設する。施設の老朽化や経営者の後継者難などで市内の浴場が減り、自宅に風呂の無い人たちの「入浴難民」化などの問題を受けての建設。来年1月ごろの開店を目指す。
建物は鉄筋コンクリート造、平屋で延べ299平方b。市立函館保健所によると、市内の浴場は1982年に83軒あったが、2013年には26軒に減少。市内での浴場建設は、2006年以来。
同社は1956年から同場所で「田家湯」を経営していたが、2007年の火事で廃業。近隣住民から再開を望む声などがあり、木村代表は「親父から引き継いだ場所で銭湯を建て、地域の憩いの場になれば」と再開を決めた。
12日に現地で新築工事の地鎮祭が行われ、関係者が工事中の無事故を祈願。神事で工事の安全を願い、木村代表がくわ入れした。
木村代表は「浴場が年々減り、市内には空白地域がある。家に風呂が無い人たちの手助けになれば」とし、「田家湯廃業後もずっと銭湯をやりたいと思っていた。大変なこともあると思うが、それ以上に頑張っていきたい」と意気込んでいる。
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