白兵戦に観客沸く…五稜郭祭最終日に維新行列
update 2014/5/19 10:06
第45回箱館五稜郭祭(協賛会主催)の最終日は18日、函館市中島町―五稜郭町間でメーンイベントの維新行列などが行われた。沿道に集まった観客が、函館の幕末の歴史を表現した総勢1100人のパレードや箱館戦争の白兵戦パフォーマンスを楽しんだ。
維新行列は、榎本武揚率いる旧幕府軍と新政府軍の衣装に身を包んだ市民らが出演。中島廉売で出発式が行われ、黒田清隆役を務めた中野豊実行委員長が「今年は五稜郭築造150年の節目を迎えた。元気にパレードしていこう」とあいさつし、出発した。
開陽丸など艦船を模した山車には、片岡格副市長や渡島総合振興局の宮内孝局長らも幕末の志士役となって”乗船”。千代台運動公園からは市内の吹奏楽部やマーチングバンド10組が音楽パレードに参加した。
本町の行啓通では、恒例の白兵戦パフォーマンスを披露。大砲が打ち鳴らされると、刀を持った出演者が一斉に格闘シーンを展開。前日の土方歳三コンテストで優勝した小林良紀さん扮(ふん)する土方も登場し、華麗な殺陣と壮絶な討ち死の場面を見せ、盛り上げた。
その後、五稜郭公園内で、無血開城のシーンを再現した開城セレモニーが行われ、榎本が黒田に「海律全書」を手渡すシーンなどが再現された。
両親とともに来場した札幌市の東生野さん(56)は「函館が歴史のあるまちだということをあらためて実感した。ずっと続けてほしい」と感激していた。
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