市内に太陽光発電所計画 信販大手ジャックス

update 2014/4/29 10:20


 信販大手のジャックス(本部・東京)は28日、創立60周年記念事業として創業の地、函館に太陽光発電所を二つ建設し、6月下旬から売電を始めると発表した。このうち1カ所の発電所とその売電収入を函館市に寄付する計画。同社は「人でいえば還暦。地域への恩返しになれば」としている。

 信販会社が発電事業者になるのは同社が初めて。函館市新湊町の市有地約3300平方メートルを借り、太陽光発電の施設を二つ建設する。容量が83・16キロワットの太陽光発電パネルを設置。年間の発電量は20万キロワットで、北電への売電収入は700万円を見込む。

 毎年売電収入の半額を市に寄付する計画で、20年間で6500万円を超す見込み。建設費は約7000万円で、同社と、創業者で函館市在住の山根要名誉会長(94)の寄付金でまかなう。

 同社は1998年に業界で初めて太陽光発電システムの設備購入や設置工事費用を対象とした「ソーラーローン」の取り扱いを開始。2013年度の取扱高は1000億円を超える見込みで、国内トップクラスの実績を誇っている。市との連携、自ら発電事業者となることで、太陽光発電システムの普及を支援する。

 函館市はジャックスから寄贈を受けた後に、市議会に関連議案を提出する方針。「創業の地として函館を気にかけていただき、応援して下さってありがたい」(工業振興課)とし、地域振興や雇用促進に活用したいとしている。

提供 - 函館新聞社

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