グルメコート「五稜郭ガーデン」、本町の駐車場に建設

update 2014/2/10 10:12


 まちづくり五稜郭(函館市本町、青田基社長)が本町・五稜郭地区に整備を計画しているグルメコート(複合飲食施設)の建設場所が、本町9の現在は駐車場として利用されている敷地に決まったことが9日、分かった。国の補助事業に採択され次第、着工する予定。今年秋から来年春までのオープンを目指す。

 同社が事業主体で、「五稜郭ガーデン」の仮称で計画を策定中。総事業費は約1億9000万円。国の補助などを活用する。松風町の屋台村「大門横丁」には観光客が多く訪れているのに対し、五稜郭ガーデンは市民をメーンターゲットに据え、同地区のにぎわい創出を図る。

 場所は本町の大型カラオケ店の裏手にあたり、行啓通から梁川町寄りに一本入った道路に面した敷地。現在はコインパーキングとして利用されているが、同社が借りて整備する。面積は約1100平方メートル。

 飲食店24店舗とコミュニティ機能を持つ2店を予定。1店は10〜20席程度で、一部2階の店舗があり、施設全体を覆う大きな屋根、中央にはミニ広場も設置。飲食だけにとどまらない空間を目指す。

 「欧風料理をメーンとした多国籍グルメコート」がコンセプトで、それぞれ昼と夜の2部営業をしてもらう考え。時期は未定だが出店する飲食店を公募する。新規に独立開業する人も出店が可能で、同社が経営支援なども行う。

 青田社長は「五稜郭ガーデンは、市民が五稜郭地区を訪れる目的のきっかけ。周辺の飲食店や商店などへの誘客につなげるなど、地区内での回遊性を高めていきたい」と話している。

提供 - 函館新聞社


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