市民の力借りて古い建物再生=c西部地区
update 2013/10/6 10:09
函館西部地区の古い建物の再生に取り組む市民団体「ハコダテ・プラス」(池井一季代表)は5日、元町の民家の補修作業に乗り出した。市民ボランティアの力を借り、壁をやすりで磨いたり、塗料を塗ったりして建物の再生≠目指す。
ハコダテ・プラスは2009年の設立以来、1年に1軒のペースで古い建物の再生に取り組んでいる。5軒目となる今回は西部地区で数多くみられる上下和洋折衷様式の住宅で、五島軒本店の向かいにある築80年近い木造2階建ての民家を補修した。
函館市の景観登録建築物に選ばれたが、壁の塗装がはげ、通りに面する玄関や窓の付近もすすけて汚れが目立つことから、所有者の許可を得て、作業を行うことにした。
この日は未来大の学生や市民ボランティアら総勢12人が参加。池井代表の指示に従い、手際良く作業を進めていった。すすけた部分や汚れは丁寧にやすりをかけてぴかぴかに。窓の格子もはずして木材を保護する塗料を塗った。
参加した未来大大学院1年の三浦寛也さん(22)は「古い建物を残そうという取り組みは面白いと思った。やすりがけをしていると、補修しているという実感が得られる」と感想を話した。池井代表は「作業は順調。塗料を塗れば、がらりと雰囲気が変わるはず」と語った。
作業は6日も午前11時から午後4時まであり、引き続きボランティアを募集している。汚れてもいい服装で現地に集合する。
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