来春 知内など3駅廃止…吉岡海底も、新幹線工事で

update 2013/8/3 10:14


 JR北海道は、JR津軽海峡線の知内駅と青函トンネル内にある「吉岡海底駅」(福島町館崎)、「竜飛海底駅」(青森県外ケ浜町)の3駅を来年春に廃止する方針を決めた。2016年3月の北海道新幹線開業に向けた建設工事に伴うもので、国内の海底駅は姿を消すことになる。

 知内駅は1990年に開業した無人駅。現在は上り下り合わせて1日4本の特急が停車している。道の駅が隣接しているが、駅自体の利用者は少ない。同社によると、知内町には廃止について数度説明をしているという。

 吉岡と竜飛の2駅は、トンネル内での非常時に備えた旅客待避所、保線基地として設置された駅で、88年のトンネル開業と同時に見学施設としてもオープン。一般の乗客は利用できない。

 吉岡海底駅は「ドラえもん海底ワールド」として人気見学コースとなったが、新幹線建設工事の資材基地となったため、2006年に見学を休止した。竜飛海底駅は現在も特急4本が停車し、見学者が乗降している。ただ、今年11月10日で停車は終了する予定。両駅は今後、ホームなど改修し、新幹線仕様の避難施設にする。

 知内町の大野幸孝町長は「廃止案は残念だが、駅舎は町にとって重要な施設。JRとは別の役割を担えないか協議し、町としても新たな活用法を検討していきたい」と話した。

提供 - 函館新聞社


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