多くの政党「大間反対」 函館で原発集会

update 2013/7/1 10:02


 大間原発(青森県大間町)に反対する集会とウオーク(バイバイ大間原発はこだてウォーク主催)が6月30日、函館市千代台公園で開かれた。参院選(4日公示、21投開票)の争点となる同原発の扱いについて、多くの与野党が「原発ゼロ」や「凍結」などを主張し、反対の立場を表明した。

 13党に同原発を止める本気度を聞いた。自民党は欠席したが、道8区選出の前田一男衆院議員が「大間は現実問題として既設ではなく、(白紙とする)新設として扱うべきだ」とメッセージ。しかし「私の主張はまだ広がっておらず、さまざまなチャンネルで発言を強めていく」と決意を示した。公明党も「原発ゼロ社会の実現を目指す」とのメッセージを寄せた。

 出席した民主党の高橋亨道議は「国に凍結を求めていく」と道8区総支部の考えを述べた。共産党函館地区委員会の高橋佳大委員長も「政党として統一性をもって反対。大間を止めるために力を尽くす」と表明。社民党函館支部の加茂義則代表も、原発再稼働に反対し、脱原発社会の実現を訴えた。

 メッセージでは、みどりの風が「大間はMOX燃料(ウラン・プルトニウム混合酸化物)を使用し、決して推進できない」、新党大地が「原発ゼロを強く訴える」とした。

 初めて参加した的場町の主婦、畑真由さん(38)は「子どもたちの未来のためにも、反対を訴えていきたい。大間反対を第一に考えて投票したい」と話した。

 集会後、建設断念を求めて約150人が五稜郭公園までデモ行進した。

提供 - 函館新聞社


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