函館市教委の佐藤さん、埋蔵文化財調査で被災地に派遣
update 2013/3/23 10:23
東日本大震災の復興支援として、函館市教育委員会の佐藤智雄さん(54)が4月から1年間、被災地の岩手県大船渡市に派遣される。住宅移転予定地の埋蔵文化財調査が業務内容で、「できることを精いっぱいやりたい」と意気込んでいる。
佐藤さんは現在、生涯学習部文化財課の学芸員として遺跡調査などをしており、発掘調査歴約30年のベテラン。南茅部支所に勤務している。
職員派遣は文化庁からの要請で、発掘調査員として同市に派遣されるのは佐藤さん含め4人。三陸町にある消防庁舎や個人住宅の高台移転予定地に縄文遺跡群があるため、発掘調査を早急に行い移転を促進することが求められている。
22日に辞令が交付され、山本真也教育長は「経験十分なので期待している。函館の代表として全国から集まる職員さんと一緒に良い仕事をして、1年後元気に戻ってきてほしい」と激励。
佐藤さんは「派遣場所は大学生のときに訪れたことがあり思い入れがある。復興が十分進んでいないため、頑張って力になりたい」と話している。
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