道南全体で連携 道新幹線開業効果

update 2013/3/20 10:25


 【北斗】道南の市町や経済団体などで構成する「北海道新幹線の開業を活(い)かした地域づくり懇談会」(座長・中西猛雄渡島総合振興局長)の本年度第2回会合が19日、北斗市総合文化センターで開かれ、道南地域の2015年度開業に向けた行動計画(アクションプラン)をまとめた。計画期間は本年度から16年度までの5カ年で、新年度からプランに沿った活動を進める。

 開業に向けオール道南で取り組む体制をつくるとともに、各市町や団体が足並みをそろえながら戦略的に取り組めるよう、道が昨年11月にまとめたカウントダウン・プログラム(全道版)に沿ってプランを策定した。

 プランは、「開業効果を道南全域の振興・発展に結び付ける」「不断に、地域資源の磨き上げや交流・連携の拡大を進める」「民間の知恵や創意工夫を活かす」の3つの視点に立って策定。@普及啓発・開業PR・情報発信A観光振興B2次交通アクセス網の整備C産業振興―の4項目を重点分野に掲げた。

 各項目の施策は@が開業記念切手の発行や統一キャッチコピー、ロゴ、キャラクターなどの作製、ホームページやブログなどの情報発信の一元化などを盛り込んだ。Aは既存の観光資源の磨き上げと新たな魅力発掘をし、縄文文化遺跡や江差追分など文化的な遺産も観光資源に活用。東北や後志地域との広域観光も推進する。

 Bは新函館駅(仮称)―JR函館駅間の鉄道アクセスを充実させ、並行在来線の観光目的での利用、観光列車の運行も検討していく。さらに函館空港やフェリーターミナルへのアクセスも高める。

 Cは道南産品の販路拡大やブランド化、地域の食材を生かした料理創作、土産品開発、企業誘致、コンベンション・スポーツ合宿の誘致などを搭載した。

 各施策は市町、団体ごとに実施するもの、国や道などと連携するものがあり、渡島総合振興局や桧山振興局が必要に応じて支援し、関係機関と調整しながらプランを進めていく。

 渡島総合振興局地域政策部は「開業に向けた取り組みは市町、団体によって差がある。プランをきっかけに足並みをそろえ、道南全体で開業効果を享受できるようプランを実行したい」としている。

提供 - 函館新聞社


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