昨年の市内大型店、売上高のマイナス幅抑制
update 2013/2/20 11:13
函館商工会議所は2012年の函館市内の大型小売店の売上高をまとめた。対象6店舗の売上高は、前年比1・3%減の320億5255万円となった。人口減少に合わせ売上高も年々減っているが、ここ数年は下げ幅を抑える傾向にある。同会議所では「イベント効果があったほか、催事で集客を図るなど店側の努力がうかがえる」としている。
集計対象は棒二森屋、WAKOビル、丸井今井函館店、テーオーデパート、イトーヨーカドー函館店、グルメシティ湯川店の6店。対象店舗数は異なるが、1000億円の大台を超えてピークとなった1991、92年からは3分の1に、10年前の2002年に比べても半減となるなど長期的な減少傾向は変わっていない。
10年は経済情勢の悪化と消費の冷え込みで、同13・8%減の338億6032万円と大幅に落ち込んだ。ただ、11年は東日本大震災があったものの同4・1%減の324億8559万円、12年も同1・3%減とマイナス幅を抑えた。同会議所は「特徴のある催事を開くなど工夫しているほか、グルメサーカス(9月)など大型イベントの効果もあった」とみる。
品目別では、天候が不安定だったことから「衣料品」や「食料品」が振るわず前年を下回った。一方、「家庭用品」は節電、エコ家電が売り上げを押し上げた。また、WAKOビルに期間限定で東急ハンズが入店した効果があり、「身の回り品」も前年を上回った。
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