新幹線木古内駅、地元の要望反映

update 2013/2/8 10:03


 【木古内】鉄道・運輸機構北海道新幹線建設局(札幌)は7日、2015年度に開業する北海道新幹線の木古内、新函館(仮称)両駅舎の設計を木古内町と渡島総合振興局に初めて説明した。木古内駅は町側から要望があったエスカレーターの設置や地元木材の利用などを取り入れた。8日には北斗市に対して新函館駅の説明を行う。両駅は4月にも着工、15年6月の完成予定。

 町は木古内駅舎の建設に当たり、バリアフリー化や豪雪地域に配慮した構造、2階にホームがあるためエスカレーターの設置を建設主体の同機構に要望。ほかに道南スギの活用やホーム上屋の全面設置、閉校した旧木古内高生徒が駅舎デザインに関わったことから、生徒らの名前を記した記念プレートを駅舎に付けることなども求めてきた。

 この日は同機構の中曽誠・建設局次長らが町役場を訪れ、大森伊佐緒町長らに模型を使うなどして設計内容を説明した。町によると、駅舎の窓枠や天井部に地域材を使うことやエスカレーターの設置、天候に左右されずに乗降ができるようホームにフル規格となる車両10両分(約250メートル)の上屋を掛けるなどの説明を受けたといい、要望のほとんどが反映される形となった。

 大森町長は「(在来線の)木古内駅も大きいと思っていたが、それよりも大きく驚いた。新幹線駅舎が町のシンボルになる」とし、要望が反映されたことを喜んだ。また、「駅舎の2階からは木古内の眺望が見渡せるようになる。完成が待ち遠しい」と期待を込めた。

 同振興局も「地域材の活用を中心に、地元の要望が反映された」とし、建設に向けて期待を寄せた。中曽次長は「大変好意的な意見をいただいた」と話した。

提供 - 函館新聞社


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