道南寺社でどんど焼き

update 2013/1/8 10:16


 道南の寺社で7日、古札などをたき上げる神事「どんど焼き」(焼納祭)が行われた。函館市谷地頭町の函館八幡宮(中島敏幸宮司)では、市民から持ち込まれた札や正月飾りなどが燃やされ、参拝者が炎に手を合わせたり、煙を体にかけて無病息災を祈った。

 どんど焼きは一般的に、小正月の15日に開かれるが、道南は松の内の最終日に当たる7日に行う。同八幡宮では、境内に灰などが飛ばないように網で囲った「忌床」(いみどこ)と呼ばれる場所に、金属やプラスチックを外した松飾りやしめ縄などを山積みし、祭礼を行った。

 雪が降る中、神職が祝詞をあげ、参拝者代表が玉串をささげた後、この日の朝に拝殿で採られた忌火(いみび)を破魔矢(はまや)に移し、火が付けられた。熊手が燃える音が響く中、頭を深く下げお参りする人が見られた。

 同八幡宮によると、今年は雪と寒さの影響で初詣客は減り、たき上げる量も少ないという。忌床の火は8日まで付けられる。

提供 - 函館新聞社


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