「大間でもきちんと調査を」 東通原発の活断層指摘で工藤市長

update 2012/12/22 10:59


 原子力規制委員会の専門家会合が東北電力東通原発(青森県)の敷地内に活断層の存在を指摘したことを受け、函館市の工藤寿樹市長は21日の定例記者会見で、「下北半島にはまだまだ危ない場所がある。東通だけではなく、六ケ所村や大間町でもきちんとした調査をしていただきたい」と述べた。

 規制委は、日本原子力発電敦賀原発(福井県)でも活断層の存在を指摘している。工藤市長は「結果的には活断層があるのを分かっていたはずで、ごまかし、いんちきをやってきたとしか思えない。規制委が活断層だと言っているのに『膨潤』などというのは、往生際が悪く、これが原子力村≠フ実態だ」と批判。その上で「その時々の政権の圧力で規制委の独立性が揺らぐことのないよう、国民全体が監視しなくてはならない」と述べた。

 大間原発の建設凍結を求める訴訟の提訴時期は、年明けに政府、与党への要請活動を行い、新政権の考えを見極めながら判断するとし、「いつでも訴訟に踏み切れるよう準備は進める。政権の判断がどうなるか、皆目見通しがないので様子をみたい」とした。

提供 - 函館新聞社


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