国道沿いの草刈り、機器の刃替えて効率アップ
update 2012/10/18 09:45
【七飯】函館開発建設部は16日、国道沿いの草刈りに使う機器や人員編成を変えることで、従来より5倍効率が上がるとする検討結果を明らかにし、町西大沼の国道5号で実際の作業を公開した。
これまで草刈り機に使われていたのは「回転歯式」と呼ばれる刃。作業中に小石がはね上げられる可能性があることから、飛び石対策として、ついたてを持つ作業員を配置する必要があった。
このため、同開建は道路縁石付近の除草方法について、8月から内部の道路維持管理研究会で検討を重ねてきた。その結果、草刈り機の刃を「バリカン式」と呼ばれるタイプに替えると、作業効率が上がることが判明したという。
バリカン式にはトリマー式と円盤式があり、2種類を併用することで、従来は1日あたり1・4キロメートルだった作業効率が6・8キロメートルと約5倍に。同一区間における作業時間が短く済むことで、1キロメートルあたりにかかるコストは、これまでの3万9000円から1万円にまで縮減される。
また、バリカン式での作業では、飛び石防止のための作業員を配置する必要がないため、効率的な作業員編成が可能になるという。同開建は、来年度から約40台分を導入する予定で、「今後も効率化を進めたい」としている。
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