附属幼稚園と小学校、「連絡進学制度」導入へ

update 2012/10/18 09:44


 道教育大附属函館幼稚園(後藤嘉也園長)と同大附属函館小学校(根本直樹校長)は、園長が推薦することで、希望者全員の小学校入学が確約される「連絡進学制度」を2013年度の入学生から導入する。幼・小・中の12年一貫教育を通し、学校と家庭と地域の連携を深め、教育の充実を目指す。

 従来は附属以外の同小希望者とともに面接などの「入学選考」を受け、希望者全員が入学とはいかなかった。同制度は同幼稚園の園児を附属小へ進学させるもので、これまで同様入学選考はあるが、同小希望者全員の入学が事前に確約される。

 小学校入学時のギャップをなくし、安心してスムーズに学校生活に入れることと、教職員の連携を築き、教育活動の充実を図ることなどがねらい。同園では募集人数を下回る定員割れが発生している現状もあり、園児確保にもつなげていきたい考えだ。同小の定員70人に対し、例年同園からは約9割が同小入学を希望しているといい、今年は卒園児23人のうち19人が入学を希望した。

 文部科学省が幼、小との連携を推進していることなどを受け、同制度の導入を以前から検討していた。同大5校のうち、函館校と旭川校に幼稚園があり、12年一貫教育は函館校が初。

 後藤園長は「研究大会などを通じて地域へ教育の実践例を発信していきたい」と話している。

提供 - 函館新聞社


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