大間再開に建設凍結訴え「市長頑張れ」全国から応援のメール続々

update 2012/10/4 10:45


 電源開発(東京)が大間原発(青森県大間町)の建設工事を再開した問題で、建設凍結を訴える函館市の姿勢に賛同するメールが市役所に相次いでいる。9月以降に全国から58件(10月3日現在)が寄せられ、最短で23キロの自治体として徹底抗戦の構えをみせる工藤寿樹市長にとって大きな後ろ盾となりそうだ。

 電源開発が1日に大間原発の建設再開を表明後、市の代表メールアドレスに建設に反対する市民からのメールが続出。3日までの3日間だけで計49件に上り、市内のほか、東京や大阪など道外からも多く、福島からの自主避難者からもあった。

 内容は「福島の事故からわずか1年半で、何の反省もない」「2030年代原発ゼロに逆行する」と国や事業者の責任を問う声や、「日本中が応援している」「市長に頑張ってもらいたい」と対抗姿勢を打ち出す工藤市長を激励する意見も目立った。

 一方、「原発は必要なエネルギーで、大間の安全技術を海外に広めるべき」と建設賛成のメールは1件だった。このほか、市長が建設差し止め訴訟に言及した際に「全国から寄付金を募る」と発言したことで、「寄付金を送りたい」と協力を示す電話なども寄せられているという。

 総務課は「大間原発の存在は全国的にも注目を集める関心事。市民からの応援メールは市長の強力な後押しになる」と話す。市は今後、さらに件数が増えるとみて、市のホームページに大間原発に関する意見の専用アドレスを作成することも検討している。

提供 - 函館新聞社


前のページにもどる  ニュースをもっと読む


ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです