秋サケ漁5日スタート 今年も不漁の可能性

update 2012/8/30 10:17


 渡島管内の秋サケ定置網漁が9月5日、解禁される。昨年より3日早い。本来は同1日解禁だが、自主休漁(3日間)と自主規制措置(1日間)を昨年同様に取る。来遊数は昨年を上回るものの、近年でみると低水準となる見通し。予測通りの場合、3年続けて不漁の可能性がある。

 渡島海区漁業調整委員会によると、自主休漁期間は昨年と同じ。一方、自主規制措置期間は親魚確保の見通しが昨年を上回っているため、昨年より3日短い。漁期は各漁協で異なり、12月9〜20日の間に終わる。

 今年の秋サケ来遊数について、道総研さけます・内水面水試(恵庭)は河川遡上(そじょう)を含め、渡島を含む「えりも以西噴火湾」が前年比11%増の84万匹、「えりも以西道南」が同46%増の80万匹、渡島の一部と桧山を含む「日本海南部」が同2%増の84万匹と予測。全道は3852万匹で、過去10年では昨年に次いで2番目の少なさ。

 同委員会によると、昨年の渡島管内の漁獲実績(定置漁業による漁獲)は過去10年で最低の83万匹。10カ年平均と比べても約半分の水準となった。「近年の状況をみると、今年も不漁の可能性が高い」と同委員会。秋サケ資源の減少問題を受け、道や同水試などは対策会議を立ち上げ、原因解明に本腰を入れる。

提供 - 函館新聞社


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