「大間で実験するのか」 森越氏が講演

update 2012/8/6 12:05


 第12回私の「8・15、戦争」を語る会(地域で憲法を語ろう会主催)が5日、函館市乃木町会館で開かれ、大間原発(青森県大間町)建設差し止め訴訟弁護団共同代表の森越清彦弁護士(函館)が講演した。

 森越氏は、建設休止中の大間原発について、事業者の電源開発や国があきらめていないと説明。理由に@電力よりプルトニウムの処理が目的A政府のエネルギー基本計画の見直しで、原発依存度15%とする案が有力B核開発能力の維持に向け、原発技術が必要と考えている政治家がいる―を挙げた。

 大間原発の危険性について「フルMOX(ウラン・プルトニウム混合酸化物)は実験炉、実証炉による検証がなされておらず、科学的とは到底言えない。なのに大間で実験をするのか」と強調。原発利権に群がる「原子力村」の存在に言及、利権分配がシステム化されていると指摘した。差し止め訴訟は今年秋にも3次提訴を予定、原告団は500人以上を目指す。

 語る会は、核や原発のない平和社会を市民にあらめて考えてもらう狙い。約50人が参加した。

提供 - 函館新聞社


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