五っしー売り込め
update 2012/6/5 12:16
函館の新名物なるか-。函館市五稜郭公園の野田貸ボート店の野田ゆみこさんは、五稜郭に生息するという設定で、コイ形の恐竜「五っしー」のキャラクターを考案。この春から、五っしーのデザインをあしらったTシャツを同店で販売している。すでに観光客らを中心に評判を呼んでいて、野田さんは「五っしーを主人公にした絵本も制作中。函館市民に愛されるキャラになれば」と意気込んでいる。
野田さんは昨年から「誰もが仲良く、けんかをしない世の中になれば」と考え、愛と平和のシンボルとしてコイ形の恐竜を考案。幼い時から同ボート店に出入りする中、かつて戦場と化し、多くの戦死者を出した五稜郭の歴史に思いを託し、「現代も殺人事件や自殺者が絶えない。五っしーは、幸せに生きられなかった人が地上に戻って愛と平和を提供してくれるキャラ」と説明する。
4月末から市内各所で五稜郭の堀を泳ぐ五っしーをあしらったタオルと名刺各2000枚を配布したほか、同店では黒やピンク、青など10色のTシャツも販売。観光客や子どもが喜んで買ってくれるという。
今後は、五っしーの友人「イカめっしー」や家族ら別の登場人物も手掛け商品制作を本格化するほか、絵本の制作も急ぐ。野田さんは「函館と言えば五っしーと言われるように売り込んでいきたい」と力を込める。絵本のペンネームは「ワッカウシカムイ(水を司る神)」を考えているという。
Tシャツは野田貸ボート店で販売中。子ども用1300円、大人用1500円。
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。