安心・安全の調乳機導入…大門キッズスタジアム
update 2012/5/13 10:58
函館市若松町のWAKOビルの子育て支援施設「大門キッズスタジアム」がこのほど、乳児用のミルク専用調乳機「ピュアウォーター冷温水給水機」を導入した。放射性物質も通さない、体に害のない安心・安全なお湯を給湯。粉ミルクと哺乳瓶があれば気軽に利用できることから、子育て中の親子に重宝しそうだ。
この調乳機は水道水を特殊なフィルターでろ過し、不純物の少ない水を提供する。寺岡精工(東京)が製造し、恵庭市の環境サービス業「イーリオ・ランド」と北海道エネルギー(札幌)が本道を中心に普及を進めている。
イーリオ・ランドによると、東日本大震災の福島第一原発爆発事故の被害に遭った福島県飯館村でこの調乳機に水道水を入れる実験をしたところ、放射性物質の浄化に成功、「放射性ヨウ素も放射性セシウムも検出されなかった」(イーリオ・ランド)という。子育て支援施設がこの調乳機を借り受けて設置するのは道内では初めて。
調乳機は同施設のイベントスペースに設け、約70度のお湯を提供している。哺乳瓶と粉ミルクがあれば無料で利用可能だ。同施設には、母子が気軽に授乳やおむつ替えができる設備があることから、道が4月下旬、「北海道赤ちゃんのほっとステーション」に認定している。
同施設の高松勇輝マネジャー(32)は「親子連れにはお湯入りの水筒を携行する母親が多い。外出時の負担を少しでも減らし、子どもと過ごす楽しい時間を多く取ってもらえれば」と利用を呼び掛けている。
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