「道の処理計画作り必要」震災がれき

update 2012/4/18 12:28


 【北斗】東日本大震災で発生したがれきの広域処理にかかわり、自民党道連政調会長の柿木克弘道議(美唄市)、冨原亮道議(渡島)らが17日、北斗市役所を訪れた。太平洋セメント上磯工場でのがれき処理実現に向け、高谷寿峰市長、池田達雄市議会議長とそれぞれ懇談。柿木氏は「党として可能な限りのバックアップをしたいとお願いに上がった。道は処理計画を作り、自治体や住民に示さなくてはならない」と述べた。

 懇談には三好雅道議(宗谷)も同席。宮城、岩手両県への視察に向かう途中に北斗市に立ち寄り、高谷市長、池田議長とそれぞれ45分間ほど意見を交わした。

 柿木氏は処理受け入れ前に実証実験を行い、検証結果を公表する必要があるとし、「道はがれきに含まれる放射線量の独自基準を設けたが、直接受け入れるのは市町村。どんな廃棄物をどの程度、どこからといった情報を示さなくてはならない」と述べた。

 懇談終了後、高谷市長は取材に対し、「地元を無視せずに進めてもらいたい。(上磯工場での受け入れは)現段階では何も決まっていない話」と述べ、慎重な姿勢を崩さなかった。また、池田議長は「道から詳細な処理計画が示されない限り、検討を進めようにも進まない。市民に対する説明は国や道が責任を持って行うべき。市民や業界団体の意見を尊重していく」と述べた。

提供 - 函館新聞社


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