アブラザメ大漁もマダラは例年の半分

update 2011/12/15 12:01


 函館市恵山地区のマダラ漁のはえ縄にアブラザメが多くかかっている。サメが好む高い水温の影響とみられ「サメがタラを追い払っているようだ。サメは安くて、皮をはいで出荷しなければならないから大変」と漁師は困惑ぎみだ。

 アブラザメは、カマボコの原料として出荷されるが、今年は東日本大震災の影響で東北の加工場が少なく、取扱量の減少などで値が張らないという。

 JFえさん山背泊支所によるとサメの相場は1キロ当たり200〜300円。マダラは同500円前後で、脂の乗った身に濃厚な卵と白子もあり、冬を代表する高級魚だ。

 14日午前3時に出漁した斉藤栄治さん(66)は、マダラ300キロ、サメ250キロを水揚げ。「タラはいつもの半分以下。タラ自体が少ない上にこのサメだから参った。水温が下がればサメが消えてタラがいっぱいかかる。これからの大漁に期待して、いい正月を迎えたい」と話していた。

提供 - 函館新聞社


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