女神のダンス函館初披露へ 藤島さん21日に凱旋

update 2011/8/15 01:23


この春、サッカーJ2コンサドーレ札幌のダンスドリルチーム「コンサドールズ」のメンバーとして、道南から初めてデビューした函館出身の藤島沙希恵さん(18)が、21日午後1時から函館市千代台公園陸上競技場で開かれる、コンサドーレ札幌対京都サンガF.C.戦で凱旋(がいせん)する。藤島さんは「試合はもちろん、昨年まで一緒に踊っていた仲間などに、踊りを見てほしい」と来場を呼びかけている。

 コンサドールズは1997年、日本サッカー史上初のオフィシャルチームとして誕生。コンサドーレ札幌のホームゲームで華麗なダンスを披露し「勝利の女神」役となる。

 藤島さんは、函館ダンスアカデミー(島崎啓子主宰)で、小学2年からダンスを始めた。いとこがコンサドーレのユースチームに所属していたため、同競技場で試合観戦をし、コンサドールズにあこがれていた。函館中部高3年の時、札幌への進学を決め、家族から勧められて今年1月のオーディションに応募。65人の中から書類、実技などで審査され、トップを目指すサテライトチームメンバーに選ばれた。

 藤島さんはこれまで、ジャズダンスなどを学んできたが、ポンポンを持ち、細かく止める動きのあるチアは初めて。「最初は難しかった。床のステージしか経験なく、芝生上でジャンプするのも大変だった」と話す。厳しいレッスンをこなし、4月23日の湘南戦でデビューした。

 コンサドールズの金子桂子プロデューサーは「ようやく道南から、しかも逸材が来てくれたという思い。藤島さんは振り付けの覚えが早く、笑顔で観客を引きつけられる」と話す。島崎さんは「小学生のころから、ダンスの基礎に取り組む姿勢や、チームとして踊ることに真面目に取り組んでいた。晴れ姿を見るのが楽しみ」と期待する。

 藤島さんは7月末、祖父の天野守治さんを亡くした。「楽しみにしてくれたのに残念。友達がたくさん会場に来てくれるが、おじいさんにも届くように頑張りたい」と意気込んでいる。

 試合当日は午前11時開場。通常、コンサドールズはキックオフ50分前や、選手紹介時、ハーフタイムでダンスを踊る。

提供 - 函館新聞社


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