イカ放射性物質「不検出」

update 2011/8/9 13:16


 福島第一原発事故を受け、函館水産連合協議会(石尾清広会長)は8日までに、函館市前浜と道南噴火湾で捕れたスルメイカ(マイカ)の放射性物質検査を独自に行い、放射性ヨウ素、セシウムとも検出されなかったことが分かった。今月中にもう一度、同じ漁場で捕れたマイカを検査する。これとは別に、道と道いか釣漁業協会(札幌)も今月から道南太平洋産マイカの検査を行っており、二重の安全性が確認された。

 同協議会は、函館魚市場や函館水産物商業協同組合など水産関連10団体で構成。卸、加工、小売りと幅広い業種がそろうことから、消費者に安全な食品を提供しようと、独自検査をすることを決めた。

 7月下旬に冷凍イカ2検体(約2キロ)を青森県薬剤師会衛生検査センター(青森市)に送り、調べたところ、結果は「不検出」だった。検査結果は直ちに構成団体に知らせ、周知を図った。

 検査費用や送料など経費はすべて同協議会が負担する。

 関連して同協議会は同日までに、大間原発(青森県大間町)の建設中止を求める要望書を工藤寿樹市長あてに提出。重大事故により「水産業だけではなく、観光業や市民生活に甚大な影響を与え、函館が壊滅する」(同協議会事務局)とし、同原発への反対姿勢を明確にした。

提供 - 函館新聞社


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