函館野外劇フィナーレ 壮大な歴史絵巻に1300人感動
update 2011/8/7 10:31
第24回市民創作函館野外劇「星の城、明日に輝け」(NPO法人市民創作「函館野外劇」の会主催)の最終公演が6日夜、特別史跡五稜郭跡の特設ステージで行われた。天気に恵まれ市民ら1300人が来場。壮大な歴史絵巻に酔いしれ、来年の再会を誓い合った。
この日は午後6時40分の開場前から長蛇の列ができた。同7時40分にステージが始まると、観客は大規模なフラッグダンスや五稜郭の築城、迫力の箱館戦争シーンにくぎ付け。出演者全員が登場したフィナーレでは、テーマ曲「星のまちHAKODATE」を合唱。ペンライトを振りかざしながら、函館への思いを新たにした。
終演後、同会の中村由紀夫副理事長が「今年は東日本大震災があったが、函館も何度も災害に見舞われながら復興を遂げてきた。出演者も被災者への思いを大切に演じたはず」と振り返り、「来年以降も今以上に函館市民に野外劇の良さを認識してもらい、国内外の人々に伝えていってほしい」とあいさつした。
今年の公演は7月8日開幕。雨天中止となった16日を除き10回公演した。期間中の入場者数は約8100人で、3年連続で1万人を割り込んだ。
初めて観劇した七飯町の会社員、岩渕祐一さん(53)は「感動的なパフォーマンスで歴史を再認識することができた。素晴らしかった」と話していた。
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