ガゴメコンブでところてん開発

update 2011/7/29 10:43


 函館短期大学付設調理師専門学校の吉田徹教頭がこのほど、ガゴメコンブのところてん「函館がごめの滴」(1個150グラム、180円)を開発。8月1日から大槻食品館(函館市東雲町7、七飯町鳴川5)で販売を開始する。 同商品の大きな特徴は、コンブの「ぬめり」を使ったこと。吉田教頭によると、数年前から地元食材のガゴメコンブを使った商品の開発構想はあったが、他にはない発想でオリジナル商品を作りたいという思いから、実現までに時間がかかったという。「ガゴメの特徴はなんだろうと改めて考えた時『ぬめり』だと気付いた。そこで、ぬめりを抽出してところてんを作ることを思いついた。固めるのに苦労したが、ついに完成させた」と笑顔を浮かべる。

 吉田教頭は函館活性化のためにも「地元企業と連携しての開発、製造、販売」を商品化のモットーにしたいと考え、2010年12月に大槻食材(古川裕志代表)とだるま食品本舗(小島節彌代表)に連携を呼びかけ、協力体制を作った。ことしに入ってだるま食品本舗で製造をはじめたが、同社営業部の今野修さんは「温度管理や弾力、透明感など、技術的に難しく試行錯誤の半年だった」と振り返る。試作を続け、ついに納得の味を完成。8月からの販売開始にこぎつけた。今後の展開について大槻食材の東兼一常務は「市民はもちろん、函館の食べ物として観光客にも食べてもらいたい。ホテル、旅館にPRしていく」と意欲。吉田教頭は「試食の反応も上々。スイーツの食材として発展させることもできそうだ」と語る。

 商品の問い合わせはTEL0138-26-5131(大槻食材)。

提供 - 函館新聞社


前のページにもどる  ニュースをもっと読む


ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです