新島襄の志 心に刻もう…12〜14日に「同志社フェア」

update 2011/5/28 10:11


 全国の卒業生とのきずなを深めようと、「同志社フェアin函館」(同志社大主催)が6月12〜14日、ロワジールホテル函館(函館市若松町)などで開かれる。同大創設の原点である「新島襄脱国の地」に、同志社に関連する人々が集まり、新島の志を改めて心に刻む。同大は卒業生はもちろん、函館市民にも広く参加を呼び掛けている。

 フェアは学外向けイベントとして初めて企画、全国の中でも深いゆかりがある函館が開催地に選ばれた。12日は午後1時半から同ホテルで「全国同志社卒業生との集い」が開かれる。函館水産高の生徒9人が、新島が脱国する日の夜を再現した寸劇を披露するほか、ラグビー元日本代表で同大OBの大八木淳史さん、同大神学部の本井康博教授がそれぞれ講演。午後5時半からは交流交歓会(会費3000円)を予定している。

 13日は午前10時15分から、JR函館駅を発着地に新島や同志社と関係が深い函館の各スポットをバスで巡る「新島足跡ツアー〜ゆかりの地を訪ねて」(参加費8000円)が行われる。海外渡航の地碑やハリストス正教会、山ノ上大神宮などを訪ね、本井教授が解説する。

 脱国記念日の14日は午前11時から、海外渡航の地碑(函館市大町)前で碑前祭を開催。このほか、12日午前10時から函館ラ・サール学園で、大八木さんによる地元中学・高校生を対象にしたラグビー教室も。

 同大校友・父母課の平野章生課長は「市民の方々にイベントに参加してもらい、同志社と函館との深いつながりを知ってもらうきっかけとなれば」と話している。

 集い、交歓会、ツアーはいずれも6月2日までに、同課電話075・251・3009へ申し込みが必要。

提供 - 函館新聞社


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