巨大マグロのぼり 被災地にエール

update 2011/4/30 10:50


 東日本大震災の被災者を励ますメッセージが書かれた「巨大マグロのぼり」が29日、函館市内の五稜郭タワーアトリウム(五稜郭町43)でお披露目された。ねぶた絵ののぼりとともに同タワーで揺らめきながら、東北に向けてエールを送った。

 津軽海峡を挟んだ青函の人々で被災者を元気付けようと、青森県大間町のまちおこしグループ「あおぞら組」(島康子組長)が企画。のぼりは2つとも長さ10bで、メッセージ入りののぼりにはこれまで大間町、外ケ浜町、松前町、函館市旧戸井町の児童、漁師ら約450人が寄せ書きをしてきた。

 この日、島組長らは青森市の物産館でのお披露目を終えてから来函。セレモニーで島組長は「大勢の人の尽力で事業を達成することができた。被災地は津軽海峡圏と同じ海のまち。青函両地域から元気と希望を東北、世界に発信していければ」と感慨深げにあいさつ。来賓の工藤寿樹函館市長、前田一男松前町長、金澤満春大間町長も復興を願ってあいさつした。

 メッセージ入りののぼりに加え、青森のねぶた絵師、竹浪比呂央さんが絵付けした勇壮なのぼりがねぶた囃子(ばやし)に乗せて披露されると、100人以上が来場した会場から盛んな拍手が送られた。この後、同タワーで春の空を元気に泳ぎながら、花見客らを喜ばせていた。

 札幌から家族で観光に来ていた佐藤史康さん(48)は「皆さんの願いが東北まで届くといいですね」と笑顔で話した。

 30日から5月5日まで、メッセージ入りののぼりはアトリウム天井に展示、ねぶた絵ののぼりはタワーに掲げる。

提供 - 函館新聞社


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