被災地へ善意届け 支援物資 函館を出発

update 2011/3/21 16:49


 東日本大震災の被災地に届ける支援物資の搬送が20日、函館市内で相次いで行われた。全道・全国から集まった支援物資はフェリーで青森に運ばれ、トラックで東北各地に届けられる。

 道が窓口となり、市町村や企業団体から寄せられた食料や毛布、生活用品などの支援物資はトラック17台分になった。同日午後、津軽海峡フェリーの「ナッチャンWorld」に乗せ、函館ターミナルから出発。関係者によると現地の情報はまだ少ないといい「行ってみないことには、見えてこない部分が多いが、21日以降には物資を被災地に届けられるはず」と話す。今回は道職員10人も同行。物資の受け渡しのほか、現地の情報収集に取り組むという。

 この日は多田健一郎副知事が見送りに訪れ、トラックドライバーや現地に向かう道職員に「安全に気をつけて物資を運び、道民の気持ちを伝えてください。道が今後どのような支援を行っていくか考えるためにも、現地の声に耳を傾けて情報収集に努めてほしい」と激励した。

 一方、函館港豊川ふ頭には神戸税関の監視船「おき」と、東京税関の監視船「つばさ」が、東京や名古屋、大阪の税関が保有する災害用物資約3.5トンを積載して入港。用意していたトラック2台に物資を積みかえた。21日早朝、青函フェリーで出発する。津波の被害で被災地の港がダメージを受けていることから、函館から船で青森に入り、陸路で岩手県方面に向かうという。

 函館税関の安川公寿さんは「現地の状況を見ながら岩手県釜石方面を目指す。今後、東北災害対策本部や海上保安庁と連携を取りながら、支援を進めていきたい」と話していた。

提供 - 函館新聞社


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