「開港150周年」記念ソング 粗大ごみ収集車などで活用へ

update 2011/2/13 10:20


一昨年の「函館開港150周年」の記念ソングとして市民から歌詞を公募し、作曲家の小林亜星さんが作曲した「あれから そして今」が新年度から市環境部のごみ収集業務などで活用される見通しだ。今年に入り函館市は著作権の問題もクリアし、これまでなじみの薄かった楽曲の市民への浸透を図っていく。

 開港150周年行事で実行委の中核を担った市港湾空港部が1月上旬、市民へ楽曲を広めようと、歌の著作権を持つ小林さん側と話し合い、使用許可を求めた。小林さん側も快諾し、日本音楽著作権協会(JASRAC)からも使用許可を得た。

 市議会でも市内を巡回するごみ収集車での活用策などの意見があり、市環境部も楽曲の使用許可を取得。楽曲は粗大ごみ収集車やパトロール車がごみの分別を呼び掛けて巡回するときなどに使用する予定で、現在テープを作成しているという。

 一方、ごみ収集車には現在使用している「はこだて賛歌」が市民の間で浸透していることから、不燃・可燃ごみなど家庭ごみの収集時には現行通りとする方針。市港湾空港部では「節目のイベントで生まれた楽曲。より広く市民の耳に届いて、親しみを感じてほしい」と市民への浸透に期待を寄せている。

 市では「あれから―」を市内の中学校などにCDで配布しているほか、市役所本庁舎の総務部の電話保留音として使っている。

提供 - 函館新聞社


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