「イカール星人」見事 リージョナル賞受賞

update 2010/3/27 15:39

 函館を代表するキャラクター「イカール星人」を作りだした「Project Ika―R」(シンプルウェイ、猫乃手堂、函館市)がこのほど、東京都港区の明治記念館でデジタル・コンテンツ・オブ・ザ・イヤー09/第15回AMDアワード(社団法人デジタルメディア協会主催、総務省後援)のリージョナル賞を受賞した。

 「イカール星人」は函館名物の「イカ」を題材に、コンピューター技術を活用して作り上げた異星人。同賞は、コンピューターを活用した地域に根ざした事業やサービスの中で、優れた功績を挙げた個人や団体に贈られる。函館侵略をたくらむ「イカール星人」から、五稜郭をはじめとする観光名所が市民を守るという独創的な発想や、破壊で街をPRするという奇抜な手法をデジタルコンテンツで使った点が評価された。

 受賞式に出席したシンプルウェイの阪口あき子さんは、受賞について「とても驚いた。式では、ほかの賞を受賞したクリエイターと接して刺激を受けた」と喜びを語った。

 受賞作品の「函館壊滅!?タワーロボVSイカール星人シリーズ」は、市の観光ブランド映像事業を、シンプルウェイが建築家や郷土史研究家、デザイナーなど異なった分野の専門家をまとめ、プロデュースすることで作られた。動画共有サイトYouTubeでは再生回数80万回を超えるヒットとなり、マスコミやメディアでも、大きな話題を呼んだ。

 ヒットの要因を、阪口さんは「万人受けを狙わず、特定の層に受けるよう、精巧に作りこんだ点が良かったのでは」と振り返る。今後については「瞬間的に注目を浴びるだけでなく地域に根ざし、地元に貢献できる事業を行っていきたい」と話している。

提供 - 函館新聞社




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