龍馬の志 函館から発信を…愛好会発足 初の例会

update 2010/3/26 14:07

 函館市末広町に昨年11月オープンした北海道坂本龍馬記念館(三輪貞治館長)を拠点に、地域を盛り上げようと発足した「函館龍馬愛好会」の第1回例会が25日、同館共有ホールで開かれた。発起人や市民ら約10人が参加し、資料見学や活動計画などを話し合い、交流を深めた。

 同会は、郷土史の勉強会で知り合った佐藤稔さん、齊藤和克さん、中尾仁彦さんの3人が、龍馬の足跡を知ることができる記念館を生かし地域貢献できないかと思い立ち、三輪館長とともに昨春から計画してきた。

 参加者はまず、三輪館長から貴重な龍馬直筆の書簡などの展示物の説明を受けた。現在放送中のNHK大河ドラマ「龍馬伝」のキャストを例に挙げながら分かりやすく解説。参加者はメモを取るなどして熱心に学んでいた。

 活動計画の話し合いでは、当面毎週木曜日に例会を開催することや、世話人5人を決定。会員からは「現在の体制では観光客への配慮に欠ける」や「龍馬と北海道のかかわりをもっと多くの人に知ってもらう努力が必要」などの意見が出され、解説ボランティアの増員などを今後の検討課題とした。

 三輪館長は「市民主導の会が発足し、多くの方が協力してくれてとてもありがたい。今後も力を借りて市民が主人公の記念館にしていきたい」と抱負を語っていた。

提供 - 函館新聞社




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