函館のバレエ 発展願い集結 9月に5団体合同「白鳥の湖」
update 2010/1/18 12:08
函館と北斗市内のバレエ教室など5団体が合同で演じる「白鳥の湖―全幕―」が9月23日、函館市民会館で開かれる。17日には各団体の参加者約70人が函館市美原の函館バレエアカデミーに集まり、合同レッスンを開いた。参加者はいつもと違う指導者や周りのメンバーから刺激を受けながら、同演目の中で使われるステップの習得に励んだ。
この合同バレエは、1999年に8団体が参加し「くるみ割り人形―全幕―」を上演して以来、10年ぶりの開催。前回は函館市民文化祭としてで、今回は参加団体などが実行委員会「合同バレエ『白鳥の湖』を上演する会」を作り公演する。実行委員長は五稜郭タワーの中野豊社長で、市文化・スポーツ振興財団が共催する。
参加するのは、三国バレエ研究所(三国利栄子主宰)、函館バレエアカデミー(長谷部今子主宰)、岡島緑バレエスタジオ(岡島緑主宰)、YWCAバレエ教室(鈴木麻理子代表)、バレエスクール北斗(中山智恵主宰)に所属する、小学4年生(新年度)から60歳代の一般まで約100人を予定。このほか、王子などの男性ダンサーに東京や札幌からゲスト6人などを招く。
芸術監督は三国さん。振り付けはロシアのマリインスキー劇場バレエ団版で、第1、3幕を岡島さんが、第2、4幕を長谷部さんが担当する。「古典ロシアのもので、音楽的に崩さず、出演する子どもたちの成長の過程として、個々の技術に合わせて作っていく」と2人。鈴木さんと中山さんは振り付け補佐を担当する。
この日は、講師紹介の後、バーレッスンを中心にストレッチやステップ練習をした。今後は合同レッスンを3回行い、指導者たちはこの中で、それぞれの技術を把握する。3月下旬に配役を決定するオーディションを行う。
三国さんは「いつもと違うメンバーが心を合わせて演じ、舞台を成功させると大きな喜びになる。これは、私たちが学んできたことであり、今度は指導者として伝えることで、函館のバレエ発展につなげていきたい」と話している。
提供 - 函館新聞社
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