自分で植えた「ふっくりんこ」収穫 大妻高で稲刈り体験

update 2010/9/29 11:07

 大妻高校(池田延己校長、生徒456人)の食物健康科1年生42人が28日、北斗市内の田んぼで稲刈りを体験した。黄金色に染まった稲穂を前に、生徒たちは楽しげに取り組んでいた。

 同科では「食を通じた人間の健康と福祉」を教育方針に掲げており、3年前から授業の一環として1年生が米作りを行っている。収穫したのは6月に植えた道南米「ふっくりんこ」で、田んぼは北斗市の農業、斉藤秀樹さん(60)から約60平方メートルを借りた。斉藤さんが「いよいよ稲刈りです。けがをしないように気をつけて始めましょう」とあいさつすると、生徒からは歓声があがった。

 かまの使い方や稲の束ね方は渡島農業改良普及センターの深尾伸一さん(39)をはじめ、七飯の青年農業者グループ七飯4Hクラブのメンバー2人が指導にあたった。深尾さんは「束ね方のコツをつかむのが早く、作業が丁寧で感心した。食べ物を大切に思う気持ちが伝わってきた」と生徒たちを評価。

 作業を終えて麓花穂さんと松井みなみさんは「稲を束ねるのは難しかったが、だんだんコツがわかって面白かった。米作りの大変さを知れて勉強になった」「自分たちで収穫した米を調理実習で使うのが楽しみ。でも、まずはそのまま米を味わってみたい」と笑顔で話していた。

提供 - 函館新聞社




前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです